いつだって笑顔でいるよ
昨日のことがあったので、今日は来るか来ないかと思っていましたが。
日曜から体調を崩していたようなので、一日あって今日はなんとな日記を書けるぐらいには回復したようで安心です。
随分大きくなったって、39度なんて死にそうなほど苦しかったような覚えがあります。
それを小学1年生の女の子が「ちょっぴりお熱が出ちゃっただけだから――」なんて。
昨日、氷柱が言っていたように、余程兄を心配させたくないんだな、と。
でも、いくら心配させたくないと言ったって、これほど体調を崩していたのなら無理な注文だと言いたくもなるところですが……
いつも笑ってる――お日様みたいなお兄ちゃんの顔が好き。
いつも楽しくて笑顔でいるお兄ちゃんのことが――。
これは綿雪だけじゃなくて、他の姉妹にとってもそうなのでしょう。
自分が。家族みんなが大好きな、「お兄ちゃんの笑顔」が自分のせいで曇ってしまう。
熱を出してうなされているだろう時に、そんな家族みんなのことを考えられるこの子が、なんて優しいんだろうと。
以前にも真璃が口にしていましたが、家族ほど大切なモノはない、と。
それが大きな子たちだけでなく、こんな小さな子たちにも共通の認識として、はっきりと根付いている。
そんな家族の一員としていられる彼は、とても幸せなのだろうと。
そして、その家族に笑顔をあげられる彼は、とても幸せ者です。
あ、うぅん、そんないけないこと考えたらいけないですよね。
……
えへへ――(はぁと
全く、この子は……!
さっきまで何のかんの言いましたが、ここで家族としてでなく、一人の女の子"綿雪"として、チラリと垣間見せるこの態度。
初めの自己紹介。
「もしユキがいなくなっても……」なんて言ってた子が。
きちんと「これから」のことを考えている。
それって何て素晴らしいことなのかしら。
確かに、昨日氷柱が「きっと――喜ぶから――。」と言うわけが分かります。
氷柱自身。自分が一番綿雪を励まして、元気付けてあげられる存在でいたいはずです。
それを譲れるほど(ホワイトデー辺りで随分軟化した印象はありますが)、氷柱にとって綿雪が大切な事が分かりますし
その綿雪からの信頼が、どれほど確固たるモノなのか。
氷柱は自負も拘りも全て綿雪のため。
例えそれが自分を必要とされていないといしても、受け入れられる子。
この二日間のやり取りに、氷柱がしたかもしれない嫉妬は、兄だって綿雪と氷柱にあるのかもしれません。
氷柱ちゃん、こういうときはぷんぷん怒るんだもの (はぁと
ヒドイですよね、病人なのに――ウフフッ。
ちゃん、ですか。
こういう風に呼称が変わる瞬間も、色々垣間見えて楽しいですよね。
度々、この子達は相手に対する呼称の変化で、その裏にある関係なんかを読み取れそうです。
以前の夕凪さんのときに、怒られてちょっぴり羨ましい、という趣旨の発言をしていたこと。
図らずもそうなったこと、少し喜べるぐらいの余裕があるなら安心です。
しかし、この瞬間。
綿雪の方が氷柱より上なんじゃないかしら、と思うのですが。
夢の中のお兄ちゃんは、眠っているユキのおでこにそっと
チュってしてくれて――
なにをやってますか、お兄ちゃん。
そりゃ様子を見に行けとは言われましたが、お凸チューとは……
笑顔が素敵みたいですし、寝ている妹にそっとチューしたり、どんだけ素敵お兄ちゃんなんだと。
良かったなぁ。
氷柱も昔はお兄ちゃんが欲しかったようですし、ちょいとタイミングが違えば氷柱もお兄ちゃんラブになっていたかも……
まあ、海晴姉を初め年長組みはガチで狙うような良い子なようですし、今からでも充分可能性はありますが。
夢の中でお兄ちゃんに会えるといいな――
そんなこと言わずに。
目の前のお兄ちゃんに我侭いうなりしたら良いのに。
そんな綿雪のお願いなら何でも聞いてくれますよ、お兄ちゃんなら。
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